ソチ五輪、今夕から競技がスタート


開会式は8日未明

ソチ五輪、今夕から競技がスタート

パラリンピック冬季大会に参加する日本代表の壮行会で、笑顔を見せながら撮影に応じる選手。結団式で森井大輝主将(前列中央)は「全力で戦う姿を通じて、スポーツの力、挑戦する素晴らしさを伝えたい」と決意を述べた=5日午後、東京都内のホテル

 ロシアで初めて開催されるソチ冬季五輪は6日、翌日の開会式に先駆けて競技がスタートする。フィギュアスケート団体、フリースタイルスキーの女子モーグル予選、スノーボードの新種目スロープスタイル予選で、熱戦の火ぶたが切って落とされる。

 5日には冬季五輪史上最長の6万5000キロをリレーされた聖火がソチに入った。テロの脅威が懸念される中、厳重な警備が敷かれ、大きな混乱もなく、7日夜(日本時間8日未明)の開会式を待つばかりとなった。

 日本選手団は続々と到着し、競技会場での調整にも熱がこもってきた。スピードスケートは本番リンクで2度目の記録会が開催され、女子500メートルでメダルを狙う小平奈緒(相沢病院)らが出場。アイスホッケー女子では、日本が1次リーグでぶつかる地元ロシアと練習試合で対戦。

 フィギュアスケート団体の出場選手が一部発表され、日本の男子ショートプログラム(SP)は羽生結弦(ANA)に決まった。9日のフリーには町田樹(関大)が出場する見込み。8日の女子SPに出場する予定の浅田真央(中京大)は5日夜(日本時間6日未明)にソチ入りする予定。(ソチ時事)

ジャパンハウスを公開、20年東京五輪アピール

ソチ五輪、今夕から競技がスタート

日本オリンピック委員会の五輪公園内の拠点「ジャパンハウス」に設けられた2020年東京五輪のPRブース=5日、ロシア・ソチ(時事)

 ソチ五輪期間中に日本オリンピック委員会(JOC)の活動拠点となる「ジャパンハウス」が5日、報道陣に公開された。メダルを獲得した日本選手の記者会見場となる他、2020年東京五輪開催をアピールする場になる。

 五輪公園内にある建物には、大会VIPが集まるオリンピック・クラブに隣接。国際オリンピック委員会委員、各国際競技団体や各国のオリンピック委員会関係者に招待状を配布し、期間中に数千人の来場を見込んでいる。副本部長を務める斎藤泰雄JOC常務理事は「日本のおもてなしを実感していただき、20年五輪へ向けて、日本に対する理解を深めていただければ」と話した。(ソチ時事)