富山県よりも広い、世界最大の氷山が南極に誕生


欧州宇宙機関が発表、大陸の樹氷から分離、温暖化と関連か

富山県よりも広い、世界最大の氷山が南極に誕生

南極大陸から分離した世界最大の氷山(中央の白枠の部分)=16日撮影(欧州宇宙機関提供・時事)

 欧州宇宙機関(ESA、本部パリ)は19日、南極大陸で氷が陸地から海上に張り出している棚氷の一部が割れ、大西洋側のウェッデル海に世界最大の氷山が誕生したと発表した。氷山は長さ約170キロ、幅約25キロ。面積は約4320平方キロと富山県を上回る。

 専門家はロイター通信に対し、氷山の分離は周期的に起きる自然現象で、気候変動が原因ではないと指摘。氷山は分離前から海上に浮いていたため、解けても海面上昇にはつながらないと説明した。

 一方、米国立雪氷データセンターによると、南極点から離れた南米寄りの半島では近年、棚氷が急速に崩壊している。専門家は、温暖化とも関連があるとみて調査を続けている。(パリ時事)