NTTとスカパーが宇宙にデータセンターを構築


宇宙事業創出へ業務提携、2026年の商用化を目指す

NTTとスカパーが宇宙にデータセンターを構築

宇宙事業での業務提携を発表したNTTの澤田純社長(左)とスカパーJSATホールディングスの米倉英一社長=20日午後(NTT提供・時事)

 NTTとスカパーJSATホールディングスは20日、宇宙空間でのデータセンター構築など宇宙事業の創出に向けて業務提携したと発表した。2026年の商用化を目指す。

 NTTは光技術を利用した大容量、低遅延、低消費電力の通信基盤「IOWN(アイオン)」を開発中。スカパーは衛星の管理運用を得意としている。両社は環境や災害の影響を受けにくい宇宙空間で、通信と衛星を組み合わせて大量のデータを処理。調査や観測などに役立つサービスを提供する。

 オンラインで記者会見したNTTの澤田純社長は、事業の投資額について「数百億円規模だ」と説明。スカパーの米倉英一社長は「日の丸連合ということが重要だ」と強調した。