「クールビズ」、旗振り役の環境省職員が啓発


今年度から期間決めず実施、軽装で過ごし地球温暖化対策

「クールビズ」、旗振り役の環境省職員が啓発

夏の職場を軽装で過ごす「クールビズ」を啓発するため、半袖姿で仕事をする環境省職員=13日午前、東京都千代田区(時事)

 夏の職場を軽装で過ごす「クールビズ」を全国に呼び掛けるため、旗振り役の環境省の職員は13日、ノーネクタイや半袖姿で勤務した。例年政府全体で5~9月を実施期間と定めていたが、「ネクタイを締めるかどうかは一人ひとりが決めることが大事」との小泉進次郎環境相の考えに基づき、各省は今年度から期間を決めない形に変えている。

 この日の東京は雨で、午前9時の気温は15度程度と肌寒かったが、担当の脱炭素ライフスタイル推進室の職員は沖縄の夏服「かりゆしウエア」やポロシャツで出勤。かりゆしを着た男性職員は「半袖で仕事をしやすい」。

 ポロシャツ姿の岩山政史室長は、期間を定めないクールビズについて「(気温などに)地域差があるし、温度の感じ方がそれぞれ違う。個々の状況に応じて取り組んでほしい」と呼び掛けた。

 クールビズは2005年に開始。軽装で冷房時の室温を28度を目安に抑えることで、節電や地球温暖化対策につなげる。