「黄金御殿」や「奥書院」などがオープン
沖縄・那覇市で、首里城の復元工事が終わる
首里城(那覇市)で進められていた国王や王妃の居室「黄金御殿」や国王の休憩所「奥書院」などの復元工事が終わり、一般公開が始まった。琉球王国時代の王家のプライベートな暮らしぶりが体験できる。
黄金御殿は2階建て。間取りなどの資料がないため総板張りとした。奥書院は平屋造りで、ヒノキ材などで再現した。
研究を進めてきた琉球大名誉教授で沖縄県副知事の高良倉吉氏は「資料が乏しく苦労したが、奥行きある城内の空間が再現できた」と話す。首里城の復元は約2年がかりで約6割が済み、2017年度にはほぼ完了する予定だ。