5月24・25日に「東北六魂祭」、4回目は山形
6県の夏祭りが一堂、被災3県以外で初
東日本大震災からの復興と犠牲者の鎮魂を願い、東北6県の夏祭りが一堂に会する「東北六魂祭」の実行委員会は30日、山形市で記者会見し、今年の同祭を5月24、25日に山形市で開催すると発表した。被害が大きかった岩手、宮城、福島3県以外で開催されるのは初めて。2日間で延べ約20万人の人出を見込んでいる。
4回目となる今回は「東北はここから起き上がり、新しい道しるべを日本に示す」との思いを込め、テーマを「起」とした。実行委会長の市川昭男山形市長は「東北は一つであり、被災地であるかないかを区別せず、全体を盛り上げることに大きな意味がある」と述べた。
パレードは市役所近くの国道112号で行い、ほかにメーン会場を設ける予定。参加するのは▽青森ねぶた祭▽秋田竿燈(かんとう)まつり▽盛岡さんさ踊り▽山形花笠まつり▽仙台七夕まつり▽福島わらじまつり。