約4500年前の「縄文の女神」を3D再現


山形県立博物館でレプリカを展示

約4500年前の「縄文の女神」を3D再現

 山形県立博物館(山形市)は、「縄文の女神」として知られる国宝「西ノ前遺跡の土偶」を3次元(3D)プリンターで復元したレプリカの展示を始めた。

 高梨博実館長は「目が不自由な方にも、じかに手に触れて先人が残した歴史を感じてもらいたい」と話している。

 約4500年前の縄文時代中期に作られたとされる「女神」は同県舟形町で出土。レプリカは、微量のアクリル樹脂を繰り返し吹き付け、紫外線を当てて固める最先端技術を駆使して製作した。費用は約30万円。今後、素材を変えてコストを抑え、さらに数体作る予定だ。