宜野湾市長選、きょう投開票 「普天間」争点に保革大接戦
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を最大の争点とする同市長選が24日、投開票される。同県名護市辺野古への移設を進める自民、公明両党が推薦する現職の佐喜真淳氏(51)と、移設に反対する翁長雄志同県知事や共産、社民など革新陣営が支持する元県職員の新人、志村恵一郎氏(63)の一騎打ち。同日夜遅くに結果が判明する見通しだ。
平成8年の普天間飛行場の返還合意から今年4月で20年になる。基地問題で民意は二分されているが、選挙結果は移設問題の行方に大きく影響を与える。佐喜真氏は「一日も早い危険性除去」を訴え、移設先を問わない姿勢。志村氏は辺野古移設に強く反対している。
佐喜真氏は自公支持層の大半の票を固め、企業にも浸透。一方、志村氏は翁長知事を支える共産、社民など革新勢力の支持層を固め、一部企業にも食い込んでいる。勝敗のカギを握るのは無党派層の動向だが、各種調査では支持率は拮抗している。
両陣営とも夕方の早い時間に打ち上げ演説を終え、残された時間に電話作戦など最後の呼び掛けをした。