編集局 2015/7/29 沖縄 [会員向け]
「那覇市民の台所」として親しまれている農連市場が、老朽化と都市基盤整備のため、秋ごろから解体工事が始まり、3年後の完成に向けて再開発が行われる。ところが、店子(たなこ)と呼ばれる市場の店主らとの合意形成ができておらず、計画は難航が予想される。(那覇支局・豊田 剛)
7月上旬、農連市場で野菜や小物を売る70代の女性は、新品の陶磁器をいくつものゴミ袋に詰めていた。
「15日までに部分的に立ち退きするように言われているから、仕方なく店の商品の半分は処分するんです」
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