今年は日本とベルギーが国交を結んで150周年。…


 今年は日本とベルギーが国交を結んで150周年。両国のさまざまな記念事業に関して、日本側名誉総裁には天皇陛下、ベルギー側名誉総裁にはフィリップ国王が就任されている。1月にはベルギーの迎賓館エグモン宮で、オープニング記念式典の雅楽演奏が行われた。

 公式ロゴは黒黄赤の楕円をデザインしたもの。公募を行って、187点の作品の中から大阪に住む21歳の学生、野志亜弥香さんの作品が選ばれた。

 今月12日には、東京のベルギー大使館で記念映画の認定式があった。作品はジャコ・ヴァン・ドルマル監督による「神様メール」で、同監督にギュンテル・スレーワーゲン駐日ベルギー大使から認定書が授与された。

 フランス、ベルギー、スイスでは公開初週の興業ランキング1位。物語の中で神様は家族と一緒にブリュッセルのアパートに住み、パソコンで人々を支配し、いたずらに運命を変えたりしている。

 娘はそんな神様が嫌いで、仕返しをするために、神様のパソコンから人々の余命を知らせるメールを送り、アパートを抜け出してしまう。同監督は「人々が人生が短いと認識した時、何をするのか描きたかった」と語る。

 その場にはNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」に出演している内田未来さんも駆けつけた。「面白くて何回も笑っちゃいました」と感想を述べて、認定式を盛り上げた。同作品は5月27日からロードショー公開。