アトランダムに挙げるとポーランド、…


 アトランダムに挙げるとポーランド、アルゼンチン、ハンガリー、モンゴル、ウズベキスタン、いま「海難1890」がロードショー中のトルコなどは国家も国民も親日的なことでよく知られている。

 東南アジアでもほとんどの国が親日的である。なかでもパラオ、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、ミャンマー、ブータン、台湾などは日本びいきと言ってよかろう。そしてインド。

 安倍晋三首相の積極的平和外交はこうした友好国を精力的に行き来している。すでに報道されているように「アジアの2大民主主義国」と位置付ける今回の日印首脳会談では原子力協定やインドへの新幹線輸出、安全保障協力など両国の関係強化を具体的に進めた。

 首脳会談後、モディ首相とヒンズー教の聖地バラナシを訪れた安倍首相。印象深かった旅について首相のメルマガが発信している。

 「ガンジス川のほとりにある聖地で、モディ首相と共に出席したヒンドゥー教の儀式は、ろうそくの光が揺らめき、花の香りに包まれ、美しく幻想的でした。平安を願う人々の想いが伝わってきました」。

 「行きも帰りも、沿道を埋め尽くす大勢の人々が日の丸の小旗で迎えてくれて感激しました。…日本とインドの絆が深まった旅でした」と。日本外交は日米緊密化を柱に日豪、日印の海上共同訓練など安保協力が進む。太平洋とインド洋の海洋国家が連携する日印新時代を迎えた。