歌手の福山雅治さんと女優の吹石一恵さんの…
歌手の福山雅治さんと女優の吹石一恵さんの結婚は、今年最大の芸能ニュースとなりそうだ。「最後の大物独身」の結婚に、大きな衝撃と喪失感を感じている女性たちも多いという。
2人の結婚について、菅義偉官房長官がフジテレビの番組で「この結婚を機に、ママさんたちが一緒に子供を産みたいという形で国家に貢献してくれればいいなと思っている」と述べた。
少子化、晩婚化が進む日本で、出生率を高めることは切実な課題だ。人気芸能人の社会的影響力を考えれば、為政者としては至極真っ当な発言である。
ところが、その後の記者会見で「結婚は出産が前提だと取られかねない」との質問が出た。それに対し、菅長官は「国民から大変人気の高いカップルで、世の中が明るくなり、幸せな気分になってくれればいいなと思った中での発言だ」と釈明した。
しかし菅長官には釈明よりも、このような質問が曲解による愚問であることを指摘してほしかった。結婚は出産が前提ではないことは言うまでもない。同時に、その大きな目的の一つに子供を産み育てることがあるのは、小学生でも分かっている。
恐らくこの質問を発した記者は「子供を産んで国家に貢献」というのが気に入らなかったのだろう。気流子などは逆に、子宝を授かることがそのまま国家への貢献となるのだから、これから結婚し子供を産む若いカップルは幸せだと思う。