全国各地で新型コロナウイルスワクチンの…
全国各地で新型コロナウイルスワクチンの接種が動きだした。こうした中、身近なところでワクチン接種拒否(延期)をしているケースが2件あった。どちらも夫婦。夫が拒否のケースと妻が拒否のケースだ。
副反応が原因なのかどうかも含めて、はっきりしたことは言わない。「副反応を恐れているのだろう」と推測するしかないが、接種するか否かはあくまでも本人の信念の問題なので、夫婦一体というわけにもいかない。そこは夫婦間で了解し合っているのだろう。
自分のことを自分で決めた結果の接種拒否なのだから、そこは仕方がない。究極の自己責任の問題だ。副反応で重い症状が出る確率は極めて低いと言われている。しかし、どんな予防接種であれ、ゼロではない以上、心配する人がいてもおかしくない。
階段から転落して死亡するケースはそこそこ多いようだし、入浴中の死亡は親戚筋で発生したことがある。
接種拒否者当人にしてみれば、たとえごくまれな事例でも、接種によって何らかの重大な異変が発生することは避けたいのだろう。宝くじで10億円が当たることもあるのだから。
「トータルで考えれば、接種はしないよりはした方がいい」というのは全くその通りだが、「それでもイヤ」という根拠不十分の対応は、それはそれで一つの選択である。「国民の大半がワクチン拒否」というわけではない。何であれ、ワクチン接種が順調に進むことを願いたい。