過酷な女子マラソン!――1月31日に行われた…
過酷な女子マラソン!――1月31日に行われた大阪国際女子マラソンをテレビ観戦し、そう思ったし感動もした。「日本記録更新」を公言していた五輪代表の一山麻緒選手。独走態勢の終盤は自分との戦いになり1位でテープを切ったが、惜しくも日本記録に及ばなかった。
レース後「ただただ、自分の力が足りなかった」と顔が悔やし涙でぐしゃぐしゃ。茶の間で見ていた多くの人々も外出自粛の中、一山選手の最後まで諦めない走りに元気をもらっただろう。スポーツの力だ。
大会は新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言下、大阪市中心部を巡る例年のコースから、市内の公園の約2・8㌔を約15周するコースに変更し無観客で。日本陸連理事は「スポーツの灯を消してしまわないために、開催する強い決意を持っていた」と。
同様に、初場所を終えた大相撲も開始直前、関取衆のコロナ感染が一挙に増え、主催者側を慌てさせた。昨年、大相撲は春場所が無観客での開催、夏場所が中止となったが、今回も先が見えない中、観客を減らしての開催となった。
会場は掛け声禁止で、拍手やひいきの力士の名前を染め抜いたタオルを左右に振っての応援だった。ファンあっての大相撲だ。
大相撲、マラソンとくれば次はプロ野球。そのキャンプインで「志を高く持ってやってもらいたい」と昨年日本一のソフトバンク・工藤公康監督。セパ公式戦は3月26日開幕予定だ。平穏な開始を願いたい。