今回の参院選の結果、自公与党とおおさか維新…
今回の参院選の結果、自公与党とおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党、無所属議員の「改憲勢力」が衆参両院で、憲法改正の発議ができる3分の2を超えた。民進党は共産党とも組み4党共闘で「3分の2阻止」を掲げて選挙を戦った。
昨日の新聞からその評価を。朝日・社説は「共闘していなければ、1人区の当選者はさらに限られただろうことを考えれば、共闘の試みに意味はあった」「巨大与党に対抗するには野党共闘が最も有効」と評価する。
だが「民進党など野党が復調するには政権を担い得る政党として信頼回復の努力が欠かせない。共産党との共闘戦略も見直しが必要だろう」(毎日・同)。日経(同)は「保守的な議員も抱えた民進党に親和的だった中道保守の票が民進党に行きにくくなったから」「民共路線は与党を利する一面があったといえる」と深読み。
「基本政策が大きく異なる共産党との連携に対する『野合』批判も響いた」とする読売(同)は「民進党の『左傾化』には党内外から懸念が出ている」と安保関連法の廃止を求める戦術に疑問符を付けた。
「野党4党は安保関連法の廃止を訴え連携したが、与党圧勝を許した。国際情勢を無視した非現実的な主張だったことを有権者は正確に見抜いた」と分析したのは産経(主張)。
民進党に「政権の受け皿を目指すなら、与党に真に対抗できる現実的な政策を磨くことが不可欠」だと説くのだが。