川上哲治さん「お別れの会」、都内で開かれる


長嶋、王両氏ら球界関係者が参加

川上哲治さん「お別れの会」、都内で開かれる

川上哲治さんの「お別れの会」で黙とうする(左から)巨人の原監督、原沢球団代表、桃井球団社長、王OB会会長、長嶋元監督、白石オーナー=2日、東京都文京区の東京ドームホテル(代表撮影)

 10月28日に93歳で亡くなったプロ野球巨人の元監督、川上哲治さんの「お別れの会」が2日、東京都内のホテルで開かれた。巨人元監督の長嶋茂雄氏、王貞治氏のほか張本勲氏、野村克也氏ら多くの球界関係者が参加し、故人をしのんだ。

 川上さんは巨人の4番打者として活躍し、監督としては史上最多の9年連続日本一を達成。巨人のOB会会長を務める王氏が参加者を代表し「(V9は)さんぜんと輝く、川上さんの勝利に対する執念の結晶。おかげで、われわれV9戦士も胸を張って生きてくることができた。プロ野球界はこれからも力強く前進していく。見守っていてください」とお別れの言葉を述べた。

 野村氏は「私の野球人生、川上さんがモデル」としみじみと話した。楽天の星野仙一監督は「自分の信念を貫けと言われたことが一番心に残っている」と振り返った。

 会場には巨人の永久欠番となっている背番号16のユニホーム、愛用のバット、ペナントなどゆかりの品々が飾られた。