バッハIOC会長が就任後初来日
野球とソフトボールの復帰に含み
国際オリンピック委員会(IOC)会長就任後、初来日したトーマス・バッハ会長は20日、都内のホテルで記者会見し、「日本の国民の皆様が一丸となって招致に成功した。その一致団結が、2020年の素晴らしい(東京五輪)大会に繋(つな)がっていくと信じている」と期待感を表明した。
バッハ会長は、関係が悪化している中国や韓国について「スポーツが橋渡しの役割をしなければいけない」とスポーツの重要性を強調。「スポーツを通して対話することで、互いを尊重し合い、理解し合える関係になってほしい」と語った。
また東京五輪での実施競技入りを逃した野球とソフトボールについて「(JOCの)竹田会長と顔を合わせると、いつもそのことについて初めに聞かれる」と明かし、IOCの中でも熱心に議論されていると述べた。
その上で、「個人的には、(実施協議数に関して)柔軟性を持ってもいいと思うが、他のIOCメンバーの考えにもよる」と復帰の可能性については含みを持たせた。今後、来年2月のIOC総会などで検討し、判断するという。