愛媛・今治が名産PR、今年も「タオルツリー」


「今治タオル」がクリスマスムードに一役、地域活性化も

愛媛・今治が名産PR、今年も「タオルツリー」

愛媛県今治市の名産品「今治タオル」を使ったクリスマスツリー。もみの木に鮮やかな赤色の今治タオルを1枚1枚リボンの形にして飾られている=14日、今治市の商店街

 愛媛県今治市の名産品「今治タオル」を飾ったクリスマスツリーが同市内の今治商店街に展示され、クリスマスムードを高めるのに一役買っている。名産のPRと商店街活性化への願いを込め、地元の女性グループ「今治商店街おかみさん会」のメンバー約15人が作った。「今治タオルツリー」の展示は今年で15回目。

 ツリーは、特注した鮮やかな赤色の今治タオルを、一つ一つリボンの形にして、もみの木(高さ約2メートル)に結び付けたもの。おかみさん会の初代会長を務めていた越智和子さん(65)は、「歩いて楽しめる商店街になって、街に活気が出てくれたら」と話す。

 タオルツリーを目にした今治市常盤町の主婦村上ゆかりさん(45)は18日、「地元の人の頑張りで、街が明るくなるといいですね」と話した。

 四国タオル工業組合などによると、今治市は古くから綿花栽培で栄え、全国一のタオル産地。ふわふわした肌触りや優れた吸水性が特長で、「高品質タオル」としての評価が高い。お歳暮や結婚式の贈り物としても人気という。

 同組合が中心となってロンドンなど海外の見本市に今治タオルを出展し、海外進出も図っている。