「ベール星雲」の鮮明な画像が撮影
NASAとESA、ハッブル望遠鏡で
はくちょう座の方向に約2100光年離れた「ベール星雲」の鮮明な画像がハッブル宇宙望遠鏡で撮影され、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が27日までに公開した。
ベール星雲は太陽の20倍の質量を持つ恒星が寿命を迎え、約8000年前に超新星爆発を起こした後の残骸。爆発時に放出された物質が拡散し、周囲のガスと衝突して複雑な構造ができた。星雲の直径は110光年もある。
公開された画像は、酸素が青、水素が赤、硫黄が緑の色で示されている。ハッブル宇宙望遠鏡では1997年にもベール星雲を撮影しており、画像を比較すると、超新星爆発が起きた後、どのように推移するかが分かるという。