鹿児島相互と萩山口、信金版「薩長同盟」が成立


仲介の龍馬役は信金中央金庫、地域間交流で地方活性化目指す

鹿児島相互と萩山口、信金版「薩長同盟」が成立

信金版「薩長同盟」締結式を行った鹿児島と萩山口の信金関係者。左から仲介役を果たした信金中央金庫の伊藤晃専務理事、鹿児島相互信用金庫の稲葉直寿理事長、荻山口信用金庫の湯浅寛紀常務理事=東京・日本橋

 「薩長同盟」成立から来年1月で150年になることから、鹿児島県と山口県の信用金庫が「薩長同盟交流事業」を開始する運びとなり、このほど都内で報道関係者を集めて覚書の締結式を行った。

 東京・日本橋で行われた薩長同盟交流事業の覚書締結式には、鹿児島相互信用金庫の稲葉直寿理事長と萩山口信用金庫の湯浅寛紀常務理事(中野博文理事長の代理出席)が立ち会い、同盟を仲介した坂本龍馬役は、信金中央金庫の伊藤晃専務理事が務めた。締結式では覚書にそれぞれ署名した後に、3人が固く握手。

 両信金は今後、互いの地域特産品を抽選商品にしたボーナスシーズンでの共同キャンペーンや、両県で開催するビジネスマッチングへの特産品、取引先などの相互参加、若手経営者や職員同士の相互交流などを行う。また、両県合同の特産品フェアや年金団体旅行などによる両県相互訪問、地域資源を活用した地域振興・活性化でも連携する。