三重県、中東メディア対象にPR
伊勢志摩サミット契機にプレスツアー
三重県志摩市で来年5月に開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に関連し、中東5カ国の記者が31日、同県鳥羽市を訪問した。同県がPRのため外務省と協力して開催したプレスツアーの一環で、トルコ、エジプトなどの新聞社や衛星テレビ局アルジャジーラの記者ら計5人が参加した。
海女小屋を訪問した一行は、併設されたイスラム教徒用の礼拝室を確認したり、海女として活動する女性に海洋資源を守るための方策を質問したりした。昼食には焼きサザエなどが提供され、記者らはイスラム教徒が食べられるハラル食品のしょうゆを付けて味わっていた。
トルコの日刊紙「サバフ」の記者メリエム・イライダ・アトラスさん(31)は「海女文化は世界を見てもユニークで大切なものだと感じた」と述べ、「中東は日本に良い印象を持っている。(さらに良くするため)何らかの形で貢献したい」と語った。
同県は同日までに、インドネシアやフィリピンなど東南アジア10カ国の記者を招き、同県四日市市を訪問するプレスツアーも実施した。