日本マイクロソフト、下取り1万円上乗せも


「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーンのイベントで、販売員に扮(ふん)する人気予備校講師の林修氏(左)=6日、東京都新宿区

「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーンのイベントで、販売員に扮(ふん)する人気予備校講師の林修氏(左)=6日、東京都新宿区

 日本マイクロソフト(MS)は6日、パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」が2014年4月にサポートを終了するため、個人向けの乗り換え促進策を発表した。指定の家電量販店で「ウィンドウズ8」「8・1」搭載のパソコンやタブレット型多機能携帯端末を購入すれば、XPパソコンの下取り金額が最大1万円上乗せされる。

 サポートとは、セキュリティー上の弱点を補う追加プログラムを配布するサービス。終了後も使い続ければ、ウイルスに感染するリスクが高くなる。IT調査会社のIDCジャパンによると、個人のXPパソコンは6月末時点で881万台。日本MSは年末商戦で移行を加速し、混乱を回避したい考え。

 法人向けには今年4月以降、乗り換え促進策を打ち出しているが、中小企業や地方自治体、学校で遅れが目立つ。

 日本MSはパソコンメーカーなどと共同で、最新機種の魅力をアピールするキャンペーンも始めた。PR役の人気予備校講師の林修氏は「僕も移行したが、処理スピードが速い。買うなら今でしょ」と呼び掛けた。