若田さん「準備万全 いい緊張感」 7日に宇宙へ


国際宇宙ステーションに運ばれるソチ五輪の聖火トーチを手にする若田光一さん(左)ら=6日、カザフスタン・バイコヌール市内のホテル(時事)

国際宇宙ステーションに運ばれるソチ五輪の聖火トーチを手にする若田光一さん(左)ら=6日、カザフスタン・バイコヌール市内のホテル(時事)

 日本人初の国際宇宙ステーション(ISS)船長を務める若田光一さん(50)が6日、カザフスタン・バイコヌール市内のホテルで記者会見し、「準備は万全。健康状態も良好。いい意味での緊張感を感じている」と笑顔で語った。若田さんらが搭乗するソユーズロケットは日本時間の7日午後1時14分に打ち上げられる。

 ロシアのミハイル・チューリンさん(53)ら同僚飛行士とともに、感染予防のためガラス越しの会見場に並んだ若田さんは、顔色もよくリラックスした表情。半年間の滞在のうち後半2カ月はISS船長を務めるが「成功のカギはチームワーク。2年半以上、一緒に訓練をしてきただけに、成功できると思う」と自信を見せた。

 チューリンさんも「友人として、船長として信頼している」と応じ、米国のリチャード・マストラキオさんも「彼はグレートコマンダー(偉大な船長)であると同時に、グレートワーカー(働き者)だ」と強調した。(バイコヌール〔カザフスタン〕時事)