ボージョレ21日解禁、初荷が羽田空港へ到着
フランスのブルゴーニュ地方で造られたワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の初荷が5日早朝、パリ発の日本航空機で羽田空港に到着した。日航によると、この便で運ばれたボージョレは約20トン(ボトル約1万5000本、約1200ケース)に上る。
今年のボージョレの欧州連合(EU)域外への輸出が4日から始まり、5日には成田、関西両空港などにも到着。ボージョレ解禁日の21日午前0時に向け、今後も輸入が続き、全国の小売店、飲食店などに出荷される。
サントリーワインインターナショナル(東京)は、今年の輸入量を前年比約5%減の約70万ケースと推計。今年の作柄については、産地ボージョレ地区の5月の低温の影響で開花が遅れ、ブドウの実の収穫にも2週間程度の遅れが出たが、「小粒で成熟度が高く、昨年並みに良好だ」と説明している。