円形闘技場遺跡コロッセオのアリーナ復元へ


古代ローマの舞台再び、来年初めには完成する見通し

円形闘技場遺跡コロッセオのアリーナ復元へ

ローマの円形闘技場遺跡コロッセオ=2013年1月(AFP=時事)

 ローマの円形闘技場遺跡コロッセオのアリーナが復元され、古代の舞台が再び姿を現すことになった。イタリアのフランチェスキーニ文化・観光相が4日明らかにした。

 コロッセオのアリーナは19世紀の発掘調査の際に取り壊されたが、同相は昨年12月、木と砂で造られていた床面を復元する意向を表明。1850万ユーロ(約25億円)の資金を確保したとして、「約束は守られた」とツイッターで報告した。

 来年初めには完成する見通しで、アリーナはイベントなどの会場として使われる。下側の部分は博物館に改装されるという。

 古代ローマ時代、コロッセオでは最大8万人が剣闘士と猛獣の闘いなどを観賞したとされる。(ローマAFP時事)