ニューヨークで日本の「庶民の味」売り込め
「国際フランチャイズ・エキスポ」開幕、3道府県の5社が出展
米国でのフランチャイズ展開を目指す企業が参加する展示会「国際フランチャイズ・エキスポ」が18日、ニューヨークで3日間の日程で開幕した。日本からは、ラーメンやカレーなど「庶民の味」を自慢とする業者が参加。店舗を運営するオーナーの獲得に向けて売り込んだ。
米国では、すしなどの和食をきっかけに、日本の庶民的なメニューも注目されている。また、米国の外食産業は約100兆円規模(2010年時点)と、日本の30兆円を大きく上回り、20年には160兆円に拡大する見通しだ。
日本貿易振興機構(ジェトロ)が設置したコーナーには、3道府県の5社が出展。札幌市は地元の食材の輸出につなげようと、3社を送り込んだ。このうち、電子レンジで調理できる低価格のラーメンを「忍者麺」として売り込むシンセンの松田一伸氏は「3万店舗以上を展開する米国のファストフードに対抗したい」と意欲を語った。
このほか、富山県射水市からラーメン、大阪市からシュークリームを手掛ける業者が参加した。(ニューヨーク時事)