「復興の様子この目で」
宮城で支援のサイクリングイベント
東日本大震災からの復興支援や、震災を将来に伝えることなどを目的に、サイクリングイベント「ツール・ド・東北2013in宮城・三陸」(河北新報社、ヤフー主催)が3日、宮城県石巻市などで開催された。
被災時そのままの建物が残る地域を含む60~160キロの3コースを、東北に加え関東、近畿、九州など全国から参加した計約1500人が疾走した。休憩ポイントでは地元の名産品が振る舞われ、参加者と地元被災者との交流イベントも行われた。
石巻赤十字病院の医師梅津道久さん(29)は震災時、救急医として同病院で勤務した。「被災の様子、復興の様子をこの目でしっかりと見たかった」と参加への思いを語った。ボランティアとして運営に携わった自転車店経営の遠藤康さん(59)と妻の英子さん(60)は「震災のときにボランティアに助けてもらった。自分たちのできることで返したいと思い参加した」と笑顔を見せた。