イチロー好調、2安打1打点で穴埋める働き
日本記録を超えた試合のホームベースを贈られる
マーリンズのイチローが好調だ。四回2死一、二塁では二塁内野安打でチャンスをつなぎ、次打者の走者一掃の逆転三塁打を呼び込んだ。六回には6点目をたたき出す右前適時打を放ち、今季初の2戦連続複数安打をマーク。打率を3割に乗せた。
正左翼手のイエリチが腰の張りで離脱し、先発出場機会が訪れると、21日から6試合連続安打で5得点を記録。レギュラーの穴を埋める働きでチームの5連勝に貢献した。
試合前にはうれしいサプライズもあった。日米通算得点で王貞治の日本記録を超えた25日の試合で使用したホームベースを贈られた。
チームメートと記念撮影をして祝福されたイチローは「(ホームベースをもらったのは)はじめてかな。すごくうれしかった。これも王監督の記録だったから。僕の得点がどうとかではなく、監督の偉大さがあらためて分かった出来事」。感激の面持ちで節目を振り返っていた。(マイアミ時事)