奈良市が大正の町屋を改修、新たな観光拠点に


「奈良町にぎわいの家」を開設、和室・茶室・離れ座敷などを配置

奈良市が大正の町屋を改修、新たな観光拠点に

 奈良市は、風情のある家並みが残る奈良町地区の新たな観光拠点として、大正時代の町屋を改修した「奈良町にぎわいの家」を開設した。観光客だけでなく、地域住民らにも開放している。

 町屋は1917年築で、木造2階建て延べ床面積398平方メートル。細長い敷地に和室、茶室、離れ座敷、庭園、蔵などが配置されている。施工が入念で保存状態も良好だったことから市が約9000万円で買い取り、2年間で約9000万円を掛けて改修した。

 入館は無料。箏曲コンサートや、かまどでご飯を炊く料理会などが計画されている。