東京交通少年団の子供たち、福島で交流へ
仮設住宅を訪問、音楽演奏や交通安全の呼び掛け
東日本大震災で大きな被害を受けた福島県を訪れ、音楽演奏や交通安全の呼び掛けなど通じて被災地住民と交流する東京交通少年団の小学生らの出発式が11日、警視庁(東京都千代田区)で行われた。
高綱直良警視総監は「大地震から4年がたった今でも、仮設住宅などで窮屈な思いをされている方々がたくさんいます。鼓笛の演奏や多くの方々とお話しして、福島と東京をつなぐ懸け橋になってください」と激励した。
出発したのは小学4~6年の児童18人と中高生2人の計20人。黄緑色の制服にオレンジ色の帽子姿の少年団を乗せたバスは、女性白バイ隊に先導され警視庁を出発した。
少年団は11~12日の日程で、福島県いわき市や福島市の仮設住宅などを訪問。鼓笛隊の演奏も行う。