競馬やご当地アイドルが投票率アップに
統一選に向け、各地の選挙管理委員会があの手この手
統一地方選の前半戦に向け、各地の選挙管理委員会が啓発活動に知恵を絞っている。選挙にちなんだ競馬の冠レースを開催したり、ご当地アイドルがオリジナル曲を熱唱したりと、投票率アップに懸命だ。
「何か新しい手法はないか」。川崎市選管は考えあぐねた末、地元・川崎競馬のレースに協賛を決めた。県議、市議選が告示された3日の第10レースを「忘れないで、大切な日を。統一地方選挙記念」と銘打ち、来場者に投票を呼び掛けた。石川県選管も7日、金沢競馬場で冠レース「4・12みんな投票しま賞」を開催する。
ご当地アイドルが一役買ったのは千葉県。JR千葉駅近くで3月、女性グループが「県議選オリジナル曲」を披露。多くの通行人が足を止め、用意した2000人分のチラシやティッシュなどは1時間半でなくなった。
石川、福井両県など、チラシと一緒にクッキーを配る選管が目立つ中、埼玉県はガムを選んだ。「ガムなら食べ切るのに時間がかかり、PR効果が長続きする」という学生の意見を採用した。