斉藤氏の「お別れの会｣、山下氏ら1300人参加
ロサンゼルスとソウル五輪で柔道95キロ超級を連覇
故斉藤仁さんのお別れの会で弔辞を述べた全日本柔道連盟の山下泰裕副会長＝１５日午後、東京都港区
柔道男子で１９８４年ロサンゼルス、８８年ソウル五輪で９５キロ超級を連覇し、１月２０日に５４歳で亡くなった斉藤仁さんの「お別れの会」が１５日、東京都内のホテルで営まれ、約１３００人が故人との別れを惜しんだ。
斉藤さんのにこやかな遺影と座右の銘だった「剛毅木訥」と書かれた祭壇を前に、現役時代に名勝負を繰り広げた山下泰裕全日本柔道連盟副会長は「あなたという最高のライバルと出会えて幸せでした」と震える声で弔辞を読み上げた。
国士舘大で指導を受け、２００４年アテネ五輪１００キロ超級で金メダルを獲得した鈴木桂治全日本男子コーチ（国士舘大男子監督）は「私が今やらなくてはならないのは、国士舘大の日本一と日本重量級の復活を斉藤先生に報告することです」と遺影に語りかけた。
