モザンビーク、1ヵ月も続く断続的停電


学校では黒板を照らすLEDライトが人気

モザンビーク、1ヵ月も続く断続的停電

 今夜も停電だ。今日一日、ついたり消えたりを4、5回繰り返した。もうこんな状態が、1カ月ほど続いている。ポルトガル植民地時代に建てられた変電所(マニカ州)が相当老朽化しており、大型機材を解体し、新しい機材に交換する作業が進められているため、とEDM(モザンビーク電力会社)は説明している。そして、こういう状態が来年初めまで続くという。

 「冷蔵庫の中の冷凍魚が全部だめになった」などの苦情が相次いではいるが、そこはモザンビーク人。長期の内戦に耐えてきただけに、忍耐強い。

 日本のNGO支援学校では、夕方から、各教室にマキタ製の作業用LEDライトで黒板を照らし、授業を中断しないようにしている。力強く照らすので、教師や生徒たちはとても気に入っている。7、8時間はもつ。リチウムイオン電池なので、使用後は充電すれば、翌日も使える。

 携帯の充電は、充電機能付きのパナソニック製のソーラーランタンで乗り越えられる。家の中では、太陽光充電のLEDソーラーランタンの世話になりながら、いまもこのメールを作成している。(ベイラ<モザンビーク>宝山晶子通信員)