警視庁、オフロード白バイに小型カメラを装備
震災時、道路状況を警視庁本部の指揮室に生中継
警視庁は9日、映像伝送システムを搭載したオフロード型白バイの走行訓練の様子を公開した。首都直下型地震などの震災時に、バイクに取り付けた小型カメラで道路の被災状況を警視庁本部の指揮室に生中継。救助活動に必要な緊急車両走行用の道路を確保する。
オフロード白バイは昨年3月、警視庁の交通機動隊に計10台配備。映像伝送システムは今月から導入された。小型カメラをハンドル中央部に固定し、撮影した映像をスマートフォンを通じ、高速通信「LTE」で警視庁本部に送信する。
カメラは着脱が可能で、バイクが進入できない現場にも隊員がカメラを持ち込んで、映像を中継できるという。
9日に報道陣に公開された訓練では、指定された道路を走行中のバイクから鮮明な映像が送られ、警視庁の交通対策指揮室に設けられた大型スクリーンに映し出された。