東日本大震災から11日で4年、各地で追悼行事
死者不明者は1万8000人、20万人が今なお避難生活
東北地方を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災から、11日で4年を迎える。被災地は、地震や津波で肉親らを失った人々の鎮魂の祈りに包まれ、発生時刻の午後2時46分に合わせ、黙とうがささげられる。
1万8000人以上の死者・行方不明者を出し、今なお20万人以上が避難生活を余儀なくされる。東京電力福島第1原発事故の収束作業や住民帰還にも、めどは立っていない。
東京都内では11日午後、天皇、皇后両陛下を迎えて政府主催の追悼式が営まれ、安倍晋三首相ら三権の長、遺族らが参列する。
被害が大きかった岩手、宮城、福島各県では自治体主催の追悼式典をそれぞれ開催するほか、各地でろうそくをともして犠牲者をしのぶキャンドルナイトなどの関連行事が予定されている。
発生から20年を迎えた阪神大震災の被災地、神戸市でも、東日本大震災の「語り部」として活動する被災者を招いた集いを開く。