後藤健二さんの写真とプロフィルを展示
米報道博物館「ニュージアム」の「危険な任務」コーナーに
米首都ワシントンにある報道の博物館「ニュージアム」は18日、過激派組織「イスラム国」に殺害されたとみられるフリージャーナリスト後藤健二さんの写真とプロフィルを、館内にある「危険な任務」のコーナーに展示した。 シリアとイエメンで犠牲になった米国人記者3人と並べ、笑顔でテレビカメラを構える後藤さんの写真を掲載。「内戦取材と友人解放のためシリアに入った」と紹介した。後藤さんが覆面姿の男の横でひざまずく写真も掲げ、「各国の政府と報道機関は、過激派の地域を取材するジャーナリストをどう守るべきか葛藤を続けている」と記している。
同博物館のジョナサン・トンプソン広報部長は「私たちはシリアなどで起きていることをジャーナリストを通じて知るしかない。ジャーナリストが現場に行き、世界に実情を伝えることは重要だ」と、後藤さんの仕事ぶりをたたえた。(ワシントン時事)