冬の風物詩、サケの薫製「サッチェプ」作り


北海道白老町のアイヌ民族博物館で

冬の風物詩、サケの薫製「サッチェプ」作り

 北海道白老町のアイヌ民族博物館で、アイヌ民族伝統の保存食であるサケの薫製「サッチェプ」作りが進んでいる。訪れた観光客は、屋外の干し場にずらりとつるされたサケを背景に記念撮影したり、独特の香りを楽しんだりしている。

 サッチェプ作りは、20年以上続く博物館の冬の風物詩となっている。白老港で水揚げされたサケの内臓を取り除き、塩を擦り込んで3カ月ほど寒風にさらして天日干し。その後、アイヌの家屋「チセ」のいろりの煙でいぶして完成する。

 今年は1200匹を用意し、5月から販売する予定だ。