「サー・ピーター・パーカー・アワーズ」を開催


英SOASで25回目のビジネス日本語大会

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 ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)で10日、ビジネス日本語の弁論大会「サー・ピーター・パーカー・アワーズ」が開催された。かつてSOASで日本語を学んだ故ピーター・パーカー元英国鉄会長の呼び掛けで始まった同大会は、ビジネス環境で使う日本語で競われ、今年で25回目を迎えた。

 今回決勝に進出した英国をはじめとする欧州在住の8人は、仕事の現場で鍛えた巧みな日本語を披露。「中間管理職採用における国際レベルでの変革」と題したスピーチで、ロンドンの日系企業で働く韓国人のジョン・ミンさんが優勝し、賞金1000ポンド(約18万円)や日本往復航空券などを獲得した。

 ジョンさんは茨城大学で6年間留学後に渡英。優勝あいさつで「これからもっと日本語を勉強し、日本に貢献したい」と笑顔で話した。(ロンドン時事)