ヨルダン人数百人がろうそく、後藤さんを追悼
アンマンの日本大使館前で、中山外務副大臣らも参加
過激組織「イスラム国」が後藤健二さんを殺害したとみられる事件を受け、ヨルダンの首都アンマンの日本大使館前では2日夜、ヨルダン人数百人がろうそくに火をともし、後藤さんへの弔意と日本との「連帯」を表した。
集まった人々は「私たちは後藤健二だ」と英語で唱えるとともに、イスラム国に依然拘束されているヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉の写真を掲げ、無事解放を祈った。
大使館に設置された現地対策本部で指揮を執る中山泰秀外務副大臣や、ヨルダン日本友好議員連盟の会長を務めるアリ・バニアタ議員も参加。中山副大臣は目に涙を浮かべ、時折声を詰まらせながら、集まった人々に謝意と変わらぬ友好関係への期待を伝えた。
参加した大学生バセル・アバディさん(21)は「日本が好きなので、後藤さん殺害のニュースを聞いた時パニックになった」と語った。(アンマン時事)