パリ銃撃事件、世界に衝撃
フランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」のパリ本社襲撃テロは、テロの新たな時代を予感させる出来事だった。欧州最大のイスラム社会を抱えるフランスで起きたイスラム過激派テロは、欧州のみならず、西洋世界全体に暗い影を投げ掛けた。フランスや欧州先進国が抱える問題は、今後の世界に大きな問いを投げ掛けている。(パリ・安倍雅信)
年明け早々、パリで起きたテロ事件は、昨年から十分予想された出来事でもあった。シャルリー・エブド紙のパリ本社襲撃で、世界的にも有名な風刺漫画家やジャーナリストを含む12人が犠牲者となったテロの予兆は実は昨年12月に始まっていた。