ロケット爆発で千葉工大が予備機で再挑戦
流星観測システム「メテオ」の予備機を半年以内に完成
米国で打ち上げ直後に爆発したロケット「アンタレス」に流星観測システム「メテオ」を搭載していた千葉工業大は30日、千葉県習志野市の同大本部で記者会見し、半年以内に予備機を完成させて米航空宇宙局(NASA)に引き渡し、観測に再挑戦する意向を示した。
会見には同日現地から帰国した同大惑星探査研究センターの松井孝典所長とプロジェクトリーダーの荒井朋子上席研究員が出席。松井所長は「打ち上げ後、なかなか加速しないのでなぜかと思っていたら爆発した」と当時の状況を説明した。
約3キロ離れた場所から撮影していた荒井上席研究員は「最初は何が起こったのか分からず、NASA職員に『逃げろ』と言われ慌てて逃げた」と振り返り、「予備機の完成にそれほど手間はかからない。早急に完成させ観測したい」と意欲を示した。