「産業革命遺産」として世界文化遺産登録を目指す
ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」が静岡で現地調査を開始
2015年の世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)は26日、構成資産の韮山反射炉(静岡県伊豆の国市)を訪れ、現地調査を始めた。
産業革命遺産は八幡製鉄所(北九州市)など近代化の原動力となった製鉄所や炭鉱跡など8県の計23資産で構成。オーストラリア人の調査員は10月5日までに全資産を訪れ、保存状況や政府の推薦書の内容を確認する。イコモスは15年5月にも評価結果を勧告し、ドイツのボンで同6月に開かれる世界遺産委員会で登録の可否が決まる。