日蒙文化交流40周年で「北極星勲章」
モンゴルとの交流に貢献したペマ・ギャルポ氏らが受章
日本・モンゴル文化交流取極締結40周年を記念した叙勲式が19日、東京都渋谷区のモンゴル国大使館で行われた。モンゴルとの交流に貢献してきた桐蔭横浜大学法学部教授のペマ・ギャルポ氏らが、モンゴル政府が外国人に与える最高勲章「北極星勲章」を受章した。
勲章を授与したモンゴルのS・フレルバータル駐日大使は「(日本とモンゴルの関係は)相互的パートナーシップから次のステップの戦略的パートナーシップに進んでいる。こうした両国の関係の拡大は日本の各界のさまざまな方々の協力があったからだが、その中でも勲章を受章した皆さんの貢献は大きかった」と述べた上で、「ペマ・ギャルポ先生には40年間近く、いろいろな面で協力していただいた」とたたえた。
ペマ氏は、「いろんな国の勲章があるが、モンゴルからの勲章が一番うれしい」と受章の喜びを語った。さらに「日本には資源はないが技術があり、モンゴルには資源はあるが技術がないなど、お互い補い合えるところが多くある。陽と陰の関係のように両国が仲むつまじくしていけるよう頑張っていきたい」と今後の抱負を述べた。
ペマ氏のほか、医療支援活動を行っているAMDA(アムダ)グループの菅波茂代表、モンゴル交流グループ「フフテンゲル」の会の内田眞一会長が「北極星勲章」を受賞。また、板橋モンゴル孤児支援の会の吉田廣子代表、植林活動などを行っているGNC Japan代表の宮木いっぺい氏ら7人が「友好勲章」を受章した。