琉球王朝の「中秋の宴」首里城正殿前で再現
琉球国王と王妃を一般公募の中から選出
琉球王朝時代、中国皇帝からの使者「冊封使」をもてなした「中秋の宴」が7日夜、那覇市の首里城正殿前で再現された。優雅な琉球芸能が披露され、会場に詰め掛けた観光客らを魅了した。
この日は今年度の琉球国王と王妃を選出するイベントも行われ、一般公募の中から国王はうるま市の会社員照屋大地さん(20)、王妃は糸満市の小学校教員大山万里奈さん(25)が選ばれた。
2人は今後1年間にわたり、琉球王朝絵巻行列や新春の宴など各種行事に参加する。
照屋さんは「驚いている。自分が学んだことを生かし、世界中に沖縄の歴史や文化をもっとPRしていきたい」、大山さんは「うれしい気持ちでいっぱい。琉球王朝や首里城のことを学び、子どもたちに伝えていきたい」と喜びを語った。