町中にある歴史的著名人の銅像がしゃべる?
スマホで聞ける「声」、英ロンドンとマンチェスターで
町中にある銅像が話をする-。スマートフォンを通じて歴史的著名人らの銅像の「声」を聞けるプロジェクトが19日、英ロンドンとマンチェスターでスタートした。文化振興を目的に非営利団体シング・ロンドンが企画したもので、訪れる人々を楽しませてくれそうだ。
「しゃべる銅像」は計35体。ベーカーストリートのシャーロック・ホームズ像、大英図書館にある科学者アイザック・ニュートン像、ビクトリア女王像などが含まれる。銅像近くにある銘板に表示されたQRコードをスマホで読み取ったり、URLを入力したりすると電話がかかってきて、録音された「銅像の声」を聞ける仕組み。それぞれの声は俳優やコメディアンが担当している。
ロンドン・パディントン駅の「無名戦士の像」の声を提供した俳優パトリック・スチュワートさんは、「『しゃべる銅像』は素晴らしいアイデア。私たちの周囲にある銅像が人格を持ち、より親密に感じられる」とコメント。プロジェクトは約1年間続けられる。(ロンドン時事)