「ドクターイエロー」の車内を初めて一般公開
東海道新幹線の開業50周年を記念し、JR東海浜松工場で
東海道新幹線の開業50周年を記念し、黄色い車体で鉄道ファンに人気の高い点検用新幹線「ドクターイエロー」の車内が26日、浜松市中区のJR東海浜松工場で初めて一般公開された。4万5000組の応募の中から選ばれた夏休みの子供ら200組が同工場を訪れ、普段は見ることのできない車内を興味深そうに見学した。
ドクターイエローは「新幹線のお医者さん」とも呼ばれ、最高時速270キロで走行しながら線路や架線の異常がないかを点検する。7両編成で、10日に1回程度しか運行されず、いつ走るかは公表されていない。このため、偶然見掛けると「運がいい」と喜ぶファンも多いという。
東海道新幹線では2編成あり、JR東海が1編成を所有。この日のイベントでは、作業員がモニターでデータを確認する車両など4~7号車を見学した。
東京都新宿区から家族と訪れた柳井悠君(7)は「機械が複雑ですごかった。新幹線が大好きだから、中を見られてすごくうれしい。学校の自由研究できょう見たことをたくさん書きたい」と笑顔で話した。