高梨沙羅2本ともK点を越え、順調なスタート


朝日サマージャンプで優勝、日体大「飛び入学試験」合格

高梨沙羅2本ともK点を越え、順調なスタート

優勝し表彰台で笑顔を見せる高梨沙羅(右)と、2位の伊藤有希(左)=26日、北海道士別市の朝日三望台シャンツェ

 この夏初めての大会に挑んだ高梨は2本ともK点を越え、2位の伊藤に10点以上の差をつけて優勝。「まずまずだった。いいスタートが切れたと思う」とにこやかな笑みを浮かべた。

 今月中旬まで、欧州で約1カ月の合宿に臨んでいた。ソチ五輪では「自分の思っていたジャンプができなかった」と改めて反省。助走では前のめりにならない姿勢を心掛け練習を重ねたという。体重が板の中心に乗るようになり、成果が表れてきた。

 五輪シーズンが終わり、次の目標を来年2月にスウェーデンで行われる世界選手権に定める。日体大の「飛び入学試験」に合格して大学生になったばかりの高梨は、「しっかり上達していけるように」と真っすぐ前を見据えた。