日本初、飼育下のウミウひながすくすく成長


夏の風物詩「宇治川の鵜飼い」で、新たな観光の目玉に

日本初、飼育下のウミウひながすくすく成長

 京都府宇治市の夏の風物詩「宇治川の鵜飼(うか)い」で飼われているウミウのペアに卵が産まれ、1羽がふ化した。すくすくと成長している。飼育下のウミウの卵のふ化は「日本で初めて」(山本正市長)とも言われ、新たな観光の目玉として期待されている。

 卵は6月29日にふ化し、成育器の中で育てられていた。温度管理が難しく、鵜匠(うしょう)が夜を徹して見守ることもあったという。

 キビナゴの切り身などを食べて成長し、54グラムだった体重は、今月23日時点で696グラムに増え、体長は45センチほどに。9月には成鳥になるとみられる。