田んぼに浮かぶ仙台藩主伊達政宗と家臣常長
山形県米沢市に「田んぼアート」、コメと観光をPR
山形県米沢市の水田に、仙台藩主伊達政宗と、その家臣で「慶長遣欧使節関係資料」が世界記憶遺産に登録された支倉常長が浮かび上がった。稲穂が実るにつれ、絵は徐々に黄金色に染まっていき、稲刈りが行われる10月まで楽しめる。
おいしいコメと観光をPRしようと、2006年から始まった「田んぼアート」。政宗は三日月型の前立のかぶとをかぶり、常長は国宝の油絵と同じく、十字架上のキリストに祈りをささげている。2人はいずれも米沢生まれ。
展望台から美しく見えるよう、遠近法を使って図柄が調整され、5月に古代米など色彩の異なる7種類の稲が植えられた。