客室仕切り板、漆塗りで富士山などの模様
三菱航空機、MRJ向けに試作
三菱航空機(名古屋市)は16日、ロンドン郊外のファンボローで開催中の航空ショーで、開発中の国産小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」用に試作した漆塗りの客室仕切り板を報道陣に公開した。「和」の雰囲気をアピールするため、石川県輪島市の業者に頼んで製作した。費用は非公表。
仕切り板はファーストクラスとエコノミークラスの間に設置するもので、漆を塗った黒い表面に富士山などの模様を施して日本的な雰囲気に仕上げた。広報担当者は「顧客から要望があれば実際に搭載することも検討したい」と話した。
MRJは来年4~6月に初飛行し、2017年4~6月から航空会社に納入を始める計画だ。(ロンドン時事)